友達の子供へのお年玉は必要?渡すかどうかの判断基準&相場やマナー

お年玉

友達の子供へのお年玉は必要?渡すかどうかの判断基準&相場やマナー

お正月前後に友人と会う約束ができると楽しみな反面、少し悩んでしまうのがお年玉のことですよね。

相手に子どもがいる場合、友達の子どもにお年玉をあげるべきか、あげない方がいいのか、なしにする場合どう伝えればいいのか、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

また、もし渡すとしても何歳からいくら包めばいいのか、現金よりも図書カードやお菓子の方が気を遣わせないのかなど、相場やマナーが分からなくて焦ってしまいますよね。

とくに久しぶりに会う友人だと、「あれ?去年はどうしてたっけ?」と過去の記憶を必死に辿ることも少なくないと思います。

私自身も友人との関係性を大切にしたいからこそ、相手の負担にならないポチ袋の選び方や渡し方についてすごく悩んだ経験があります。

良かれと思って渡した金額が多すぎて、逆に友人を恐縮させてしまい、後から高価なお返しをもらってしまった……なんていう失敗もありました。

この記事では、そんなお正月のモヤモヤを解消して、友達と気持ちよく新年を過ごすためのヒントをまとめてみました。

私と同じように頭を抱えている方の参考になれば嬉しいです。

この記事を読んでわかること
  • 友達の子どもにお年玉を渡すかどうかの判断基準
  • 相手に気を遣わせない年齢別の金額相場
  • 現金の代わりになる図書カードやお菓子などのプチギフト
  • 角を立てずにお年玉なしにするための断り方や事前の伝え方

友達の子どもにお年玉は必要?渡す基準と判断ポイント

まずは一番の悩みどころである「そもそもお年玉を渡すべきなのか?」という疑問から整理していきましょう。

ここがクリアにならないと、ポチ袋を買う手が止まってしまいますよね。

金額の相場や、自分側に子どもがいない場合の不公平感との向き合い方についても詳しくお話ししていきますね。

お互いにとって負担のないお正月の付き合い方を模索するのは、長く友情を続ける上でとても大切なプロセスかなと思います。

基本は渡さなくてOK!あげるか判断する基準

結論から言うと、友達の子どもには基本的にお年玉は渡さなくて大丈夫です。

親戚や家族同士のやり取りとは違い、友人関係においては絶対に渡さなければならないという明確なルールはありません。

お互いに気を遣わないのが友人関係の良さでもありますからね。

ただし、以下のようなケースでは、相手の負担にならない範囲で少額を用意しておくのがスムーズです。

  • お正月の三が日や松の内の期間に直接会う場合
  • 前年などに、相手から自分の子どもにお年玉をもらっている場合
  • お互いに子どもがいて、毎年贈り合うことが暗黙の了解になっている場合

逆に言えば、お正月をすっかり過ぎてから会う場合や、年に数回しか会わないような関係性であれば、無理に用意する必要はありません。

「渡さないと非常識かも」と焦る必要はないので、まずは安心してくださいね。

もしお正月に友人のお宅へ直接お邪魔する予定があるなら、お年玉の代わりとして、家族みんなで食べられるちょっとした美味しいものを持参するのもスマートな方法です。

気を遣わせない年齢別の金額相場一覧

いざ渡すとなった場合、一番避けたいのは「高額すぎて相手の親に気を遣わせてしまうこと」ですよね。

お返しを意識させてしまうと、せっかくの好意がかえって迷惑になってしまうこともあります。

ここで紹介する金額はあくまで一般的な目安ですが、年齢別の相場を表にまとめてみましたので参考にしてみてください。

実際の家庭内でのお年玉事情として、(出典:学研教育総合研究所『小学生白書Web版』)の調査データなどによると、小学生が親戚等からもらうお年玉の平均総額は約2万円〜2万5千円前後と言われています。

つまり、子どもたちは祖父母や親戚からすでにある程度の金額をもらっている可能性が高いので、友人という立場から高額を渡す必要はまったくありません。

子どもの年齢・学年推奨される金額の目安
未就学児(0〜2歳)0円〜1,000円(またはお菓子・おもちゃ等)
未就学児(3〜6歳)500円〜1,000円
小学校低学年(1〜3年生)1,000円〜3,000円
小学校高学年(4〜6年生)3,000円〜5,000円
中学生3,000円〜5,000円
高校生以上5,000円〜10,000円(※要注意)

親戚に渡す金額よりも一段階低めに設定するのが、友人関係を良好に保つためのコツです。

私自身、友人の子どもには「お小遣いの足しにしてね」くらいの軽いテンションで渡せる金額をいつも心がけています。

未就学児や小学生へ渡す無理のない金額設定

未就学児や小学校低学年の子どもの場合、お金の価値がまだはっきりと分かっていないことも多いですよね。

そのため、ワンコインの500円玉や、千円札1枚程度が、お互いに負担の少ない金額設定になります。

教育方針として「まだ現金を持たせたくない」「お金のやり取りは親戚間だけに留めたい」と考えているご家庭もあるため、あまり多く包むのは避けた方が無難です。

管理のしやすさや心理的なハードルの低さから、千円札1枚が最も選ばれやすいスマートな金額だと言えます。

千円なら、もらったお母さん側も「あら、ありがとう!」と素直に受け取れる絶妙なラインですよね。

ちょっとした工夫:
500円玉を渡すときは、ポチ袋の表側と硬貨の絵柄(数字ではなく絵柄がある面)の向きを揃えて入れると、開けたときに丁寧な印象を与えられますよ。

また、キャラクターもののポチ袋を選ぶと、少額でも子どもたちのテンションがぐっと上がるのでおすすめです。

中学生や高校生でも親族相場より控えめにする理由

子どもが中学生や高校生になると、部活の遠征費や友達との付き合い、スマホ関連の出費などで何かとお金が必要になってきます。

そのため、一般的には中学生では5,000円程度、高校生では1万円程度が親族相場のボリュームゾーンになってきます。

しかし、友人という立場から渡す場合には、ここでも注意が必要です。

友達の子どもに対して、うっかり1万円などの高額を包んでしまうと、受け取った親側は「将来、自分も同額を返さなければならない」という無言のプレッシャーを感じてしまいます。

これは、親族(おじ・おばなど)と同等の金額を出してしまうことによる弊害です。

注意点:
相手の家計や価値観に影響を与える可能性があるため、どんなに親しい親友の子どもであっても、上限は5,000円程度に留めておくのが賢明です。

金額が大きくなればなるほど、友情に不要な「貸し借り」の感情を持ち込んでしまうリスクがあります。

子なしや独身側の不公平感をなくす考え方

自分には子どもがいない、あるいは独身の場合、相手の子どもに一方的にお年玉を出し続ける状況に「なんとなく損をしている気がする……」とモヤモヤを感じてしまうのは、決して珍しいことではありません。

私自身、独身時代に子だくさんの友人に会うたびに、お財布事情を気にしてしまった時期がありました。

この心理的な負担を軽くするためには、少し視点を変えてみるのがおすすめです。

  • 未来への投資と考える: かつて自分が大人たちからもらった恩を、次の世代へ送る「恩送り」だと捉え直す。子どもたちの成長を見守るサポーターのような気持ちですね。
  • 全体の予算を決める: 「友人関係のお年玉出費は年間でトータル◯円まで」と総額を決めてしまい、その中でやりくりする。上限が決まっていると、意外と気持ちが楽になります。

また、もらう側の友人が、食事をご馳走してくれたり気の利いた手土産を用意してくれたりといった気遣いを見せてくれる関係であれば、不公平感は自然と和らぐはずです。

逆に、そういった気遣いが全くなく負担ばかり感じる相手であれば、無理をしてまで現金を渡す必要はありません。

自分の気持ちに正直になることも大切かなと思います。

友達の子どもへのお年玉に喜ばれるギフトと渡す作法

ここからは、現金を渡すのに抵抗がある場合や、相手に気を遣わせたくないときの代わりのギフト、そして実際に手渡すときのマナーについて見ていきましょう。

また、「今年からお年玉のやり取りをやめたいな」と思ったときのスムーズな断り方もご紹介します。

図書カードやデジタルギフトは現金の代用に最適

「現金を包むと、どうしてもお返しを気にさせてしまうかも……」と心配なときは、実用的なギフトに切り替えるのがおすすめです。

とくに図書カードNEXTは、教育的な意味合いも強く、親からも喜ばれる鉄板のアイテムです。

本や漫画、文房具の購入に使えるので、子ども自身も案外喜んでくれます。

500円や1,000円分など、少額でも立派な形になるのが嬉しいポイントですね。

また、最近では直接会えない遠方の友人に対して、QUOカードPayやPayPayなどのデジタルギフトをLINEなどでサクッと送るケースも増えています。

送料もかからず、受け取る側も手数料ゼロなので非常に現代的です。

デジタルギフトの注意点:
とても手軽で便利ですが、ご家庭によっては「お金の重みが伝わりにくい」「子どもにまだスマホ決済をさせていない」という教育方針のところもあります。

デジタルで送る場合は、サプライズにせず事前に親(友人)に「お年玉代わりにPayPay送ってもいい?」と確認をとるようにしましょう。

気軽に受け取れる千円から二千円のお菓子と知育玩具

もっとカジュアルに、お正月の雰囲気を楽しんでもらいたい場合は、食べたらなくなる「消えもの」であるお菓子や、ちょっとした知育玩具がぴったりです。

予算1,000円〜2,000円程度であれば、相手も気兼ねなく「わぁ、ありがとう!」と受け取れます。

キャラクターの可愛いお菓子詰め合わせや、有名ブランドのプチギフト(クッキーやマドレーヌなど)は、子どもだけでなく親も一緒にお茶の時間に楽しめるので失敗がありません。

また、低年齢の子どもなら、お風呂で遊べる入浴剤(中からおもちゃが出てくるバスボムなど)や、ユニークな形のクレヨンなど、少しの工夫で「わぁっ!」と歓声があがるようなアイテムもすごく喜ばれますよ。

ポチ袋の書き方と新札を三つ折りにするマナー

もしやっぱり現金を渡すことになった場合、必ず守りたいのが準備のマナーです。

親しい友人だからといって、現金をそのまま手渡しする「裸銭」はマナー違反ですので、必ずポチ袋(お年玉袋)を用意しましょう。

ポチ袋の書き方

  • 表面の左上: 宛名(「〇〇ちゃんへ」「〇〇くんへ」など)を書く。年齢に合わせて、ひらがなで書いてあげると子ども本人が読めて喜びます。
  • 裏面の左下: 自分の名前をフルネームで書く(親が後で「これ誰からもらったの?」と確認するため)。

お札の折り方と入れ方

お札は必ず新札(ピン札)を用意します。

これは「あなたのために前もって準備して楽しみにしていましたよ」という心遣いの表れです。

年末は銀行の窓口も混み合うので、早めに両替しておくと安心ですね。

三つ折りの手順:
肖像画(顔)が描かれている「表側」を内側にして折り込みます。

まず左側を真ん中へ向けて折り、次に右側を上からかぶせるように重ねてください(※折り終えたときに右側が一番上に重なる状態になります)。

こうして折っておくと、ポチ袋から取り出して開いた瞬間に肖像画が正面を向くため、とても丁寧でスマートな印象になります。

なお、「死」を連想させる四つ折りは縁起が悪いため、絶対にNGです。

トラブルを防ぐため親の目の前で渡すのが鉄則

友達の子どもにお年玉を渡すとき、一番気をつけなければならないのが「渡すタイミング」です。

子どもたちが遊んでいる隙にこっそり渡したり、帰り際に子どもだけにサッと渡したりするのは、トラブルの元になるため絶対に避けましょう。

必ず親(友達)の目の前で渡すか、親に「これ、〇〇ちゃんにお年玉ね。お小遣いにでもしてね」と一声かけてから渡すのが鉄則です。

親が「誰から、いくらもらったか」を正確に把握できないと、家計の管理や教育上困ってしまいますし、万が一子どもが紛失した際に非常に気まずい思いをしてしまいます。

お金のやり取りは透明性が第一だと心がけてくださいね。

これは親しい友人だからこそ、しっかりと守るべき礼儀かなと思います。

贈り合いの負担を減らす!今年からのお年玉の上手な断り方

お互いに子どもがいて、毎年のやり取りが家計や心理的な負担になってきた場合、関係を悪化させずにやめるにはどうすればいいでしょうか。

「もうやめよう」と言い出すのは少し勇気がいりますよね。

一番大切なのは、お正月に会う当日に言うのではなく、年末など余裕のある時期に、大人同士で事前にルールを決めておくことです。

LINEなどでさりげなく提案してみるのがおすすめです。

角が立たない伝え方の例:
「毎年お年玉ありがとう!ただ、子どもたちも大きくなってきてお互い気を遣っちゃうから、今年からお年玉のやり取りはなしにして、その分みんなで集まったときに美味しいものでも食べない?」
「家のルールで、お年玉をもらうのは小学生までって決めたんだ。だから今年からはお互いなしにさせてもらえないかな?」

このように、相手を思いやる気持ちを伝えつつ、「なしにする」という明確な提案をすれば、たいていの友人は「実はこちらも少し負担だったから助かる!」とホッとして賛同してくれるはずです。

友達の子どもへのお年玉で大切なのは相手への配慮

ここまで色々と相場やマナーについてお話ししてきましたが、友達の子どもへのお年玉で一番大切なのは、包む金額の大きさや完璧な作法ではありません。

大切なのは、相手の家庭環境や価値観を尊重し、負担をかけないような「配慮」です。

現金が気を遣わせるなら図書カードやお菓子にしたり、毎年の負担になるなら思い切って「なし」にしたりと、状況に合わせて柔軟に対応することが、長く良い関係を築く最大の秘訣になります。

今回ご紹介した金額やルールはあくまで一般的な目安ですので、最終的な判断はご自身の友人との関係性の深さや、ご自身の無理のない範囲で決めてくださいね。

「こうしなきゃいけない」とガチガチに縛られず、お互いが笑顔で過ごせる形を探すのが一番です。

この記事が、皆さんのお正月を少しでも穏やかで楽しいものにするお手伝いになれば嬉しいです。