大学生や大学院生にお年玉はあげるべき?実態データと終了時期目安

お正月が近づくと、親戚の集まりなどで必ず話題に上がるのがお年玉のことですよね。
特に渡す相手が大学生や大学院生ともなると、「もう大人扱いしてあげるのをやめるべきか」「それとも学生のうちはまだまだ応援してあげるべきか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
私自身、久しぶりに会う甥っ子や姪っ子がすっかり見違えるような大人になっていて、「あれ?今回はどうしようかな」と親戚の集まりでどの年齢までお年玉を渡すのが正解なのか迷った経験があります。
金額の相場はいくらくらいが適切なのか、いつまで続けるのが一般的なのか、様々な疑問が湧いてきますよね。
他の家庭がどうしているのかも気になるところです。
この記事では、大学生や大学院生へお年玉をあげる際の一般的な相場や、多くの方が区切りとしているタイミングについて詳しく解説していきます。
また、大きくなった相手に渡すからこそ気をつけたいポチ袋の選び方や、失礼のない渡し方といったマナーについても触れていきます。
最後まで読んでいただければ、迎えるお正月には迷うことなく、お互いに気持ちよく新年を迎えられるヒントが見つかるかなと思います。
- 大学生や大学院生へのお年玉の平均的な金額相場
- お年玉をいつまであげるかの具体的な判断基準
- 大人に近づいた学生へ渡す際の正しいマナーと注意点
- キャッシュレス化や郵送など現代ならではの渡し方
大学生や大学院生へお年玉をあげる金額相場と判断基準
大学生や大学院生にお年玉をあげる場合、一番の悩みの種は「いくら包むべきか」と「いつまで続けるか」ですよね。
高校生までとは違い、アルバイトで自分でお金を稼げるようにもなる時期だからこそ、判断が難しくなります。
ここでは、実際の調査データをもとにした金額の相場や、各家庭で取り入れている終了の境界線について詳しく見ていきます。
大学生の受領率は9割!親からのお年玉平均額と分布調査
「大学生になったらもうお年玉はもらっていないのでは?」と思うかもしれませんが、実は、現代の大学生の約90%が何らかの形でお年玉をもらっているというデータがあるんです。
大学生はアルバイトをしていることも多いですが、まだまだ学業が本分であり、教科書代や交際費などで親御さんからの金銭的なサポートが必要な時期でもありますよね。
親から大学生の子供へあげるお年玉の金額は、1万円から3万円程度が一般的な相場となっています。
(出典:四国銀行『お年玉はいくらあげるべき?気になる金額の相場を年齢別に徹底調査!』)
もちろん、ご家庭の経済状況や実家暮らし・一人暮らしといった環境によって幅はありますが、全体的に見て複数の親戚からの分も合わせると3万円以上6万円未満の合計額を受け取る学生が多いようです。
現代の学生の懐事情に寄り添う
最近はスマートフォンの通信費や、サークル活動、就職活動の準備などで何かと物入りな時代です。
「せめてお正月の間くらいは少し羽を伸ばしてほしい」という親心から、まとまった金額を渡す家庭も少なくないようですね。
親から子供へ渡す場合は、単なる金額の大きさよりも「お正月恒例のコミュニケーション」としての意味合いや、日頃の頑張りを労う気持ちの表現としての傾向が強いかなと思います。
親戚の大学生へあげるお年玉相場は1万円が主流
一方で、おじやおばといった親戚から大学生の甥・姪へお年玉をあげる場合、ポチ袋1つあたりの金額は「1万円」が圧倒的に多いという結果が出ています。
アンケート調査などでも、3人に2人が1万円を選んでいるんですよ。
1万円という金額は、お札1枚でスッキリと見栄えが良いだけでなく、大学生という「大人に近づいた存在」への敬意を示すのにちょうど良い金額と考えられているんですね。
中途半端な金額よりも、1万円札をピシッと入れて渡す方がスマートに感じられるのも理由の一つかもしれません。
親戚間で事前にルールを決めておくのがおすすめ
もし複数人の親戚に渡す場合は、出費が重なって負担になりすぎないよう親戚間で事前に話し合っておくのも一つの賢い方法かなと思います。
「大学生になったら一律で1万円にする」「お互いの負担を減らすために5,000円で揃える」など、あらかじめルールを作っておくと後々のモヤモヤを防げますよ。
| あげる側の立場 | 渡す相手の状況 | 一般的な金額相場(目安) |
|---|---|---|
| 親 | 大学生・大学院生 | 10,000円〜30,000円 |
| 親戚(おじ・おば) | 大学生・大学院生 | 10,000円(※親戚間で調整あり) |
大学院生へのお年玉はいつまであげる?4つの境界線
大学院生となると、年齢的にも23歳から25歳前後となり、社会に出ていてもおかしくない立派な大人ですよね。
でも、研究室での拘束時間が長かったり、学会の準備に追われたりと、アルバイトをする時間が取れないため、経済的には大学生以上に厳しい状況に置かれていることも少なくありません。
お年玉をあげる側としても、いつまで続けるべきか判断が分かれるところですが、主に以下の4つの境界線で区切る家庭が多いようです。
- 高校卒業(18歳・成人)まで
- 二十歳を迎えるまで
- 大学・専門学校を卒業するまで
- 就職して社会人になるまで
大学院生へあげる場合は「学生のうちは応援する」というスタンスで、修士課程が終わるまでお年玉を続けるケースも意外と多いんですよ。
研究へのエールとして渡してあげるのも素敵なことだと思います。
成人年齢引き下げで高校卒業を区切りとする家庭の論理
成人年齢が18歳となって以降、「高校卒業と同時にお年玉は終わり」と明確に区切るご家庭も定着してきました。
これは、法律上も大人として扱われる節目を明確な基準とする考え方ですね。
進学先(大学や専門学校)や就職など、進路に関わらず一律で終了できるため、親戚間での不公平感が出にくいのが大きなメリットです。
「18歳になったらアルバイトもできるし、自分でお金の管理をしてほしい」という自立を促す意味合いも込められているのかもしれません。
親戚一同で「これからは18歳を区切りにしよう」とあらかじめルールを設けるケースも多いようです。
二十歳を節目に大学生へのお年玉を終了する伝統的判断
成人年齢が変わった現在でも、飲酒や喫煙が法律で認められる「二十歳」を一つの大きな区切りと考える方も根強くいます。
大学2年生のお正月を最後とするパターンですね。
昔からの伝統的な大人の基準であり、「二十歳の集い(旧成人式)」というわかりやすいイベントもあるため、あげる側ももらう側も納得しやすいタイミングと言えます。
年齢でピシッと切るため、留年などで学生期間が長引いたり、浪人していたりした場合でも基準がブレないのが助かりますね。
就職や自立を機にお年玉をあげる側へ回る時期の目安
「学生かどうか」や「年齢」ではなく、「自分でお金を稼げるようになったら」を終了の目安とするケースです。
大学を卒業しても、資格試験の勉強中などでまとまった収入がなければ支援を続けるという、実情に寄り添った柔軟な判断ですね。
また、大学生であっても塾講師や家庭教師などのアルバイトで十分な収入がある場合、年下のきょうだいや親戚の子にお年玉を「あげる側」に回る学生も約14%いるそうです。
受け取る側から渡す側へと立場が変わるのも、立派な成長の証ですよね。
少し誇らしげにお年玉を配る姿を見るのも、親戚としての楽しみの一つかもしれません。
大学生や大学院生にお年玉をあげる際のマナーと新傾向
大学生や大学院生ともなれば、もう子供扱いはできません。
あげる側にも、一人の大人として相手を尊重したマナーが求められます。
ここでは、ポチ袋の選び方や渡し方の作法、最近増えているキャッシュレス事情について解説していきます。
大学生に失礼のないお年玉袋の選び方と表書きの書き方
小さな子供には流行りのアニメやキャラクターもののポチ袋が喜ばれますが、大学生には少し幼すぎますよね。
干支の柄や、和柄、またはシンプルで少し上品なデザインのものを選ぶのがおすすめです。
和紙素材のものなどは、グッと大人っぽさが出て素敵ですよ。
金額が1万円を超える場合や、成人祝い・就職祝いなどを兼ねる場合は、小さなポチ袋ではなく紅白の「蝶結び(花結び)」の水引がついた祝儀袋を使うのがマナーです。
何度あっても嬉しいお祝い事には、結び直しができる蝶結びを選びましょう。
なお、現金をそのまま裸で渡すのは絶対に避けましょう。
祝儀袋の表書きは、水引の上段中央に「御祝」や「お年玉」などの名目を書き、下段中央に自分のフルネームを書くのが基本です。
渡す相手の名前を書き添えたいときは表面の左上にフルネームで「さん」や「様」を付け、裏面の左下には自分の名前と住所を書いておくと丁寧ですね。
誰からもらったか明確にしておくことで、後からお礼を言う際にも困らないよう配慮してあげるのが大人の気遣いです。
新札の準備や渡し方の作法など知っておきたいマナー
お年玉は新年を祝うおめでたい贈り物ですから、必ず新札(ピン札)を用意しましょう。
「あなたのために事前にお祝いの準備をしていましたよ」という気持ちの表れになります。
年末の銀行は混み合うので、早めに準備しておくのが吉ですね。
ポチ袋にお札を入れる際は、肖像画がある表側を内側に向け、左側、右側の順に三つ折りにします(右側が上に重なる状態)。
受け取った相手が開いたとき、正面に肖像画が最初に見えるのが正しいマナーです。
なお、縁起の悪い「四つ折り」は厳禁ですよ。
細かいことかもしれませんが、こうした日本の美しい所作を伝えていくのも大人の役割かなと思います。
手渡すときは無言で渡すのではなく、「あけましておめでとう。勉強がんばってね」「今年は就活だね、応援してるよ」など、温かい励ましの言葉を添えて両手で渡すと、より気持ちが伝わるかなと思います。
喪中の際にお年玉の代わりとして渡す場合の配慮と名称
自分や相手の家庭が喪中の場合、「お年玉」というおめでたい言葉を使うのは本来マナー違反となります。
「おめでとうございます」という挨拶も控えるべきタイミングですよね。
しかし、学生としては臨時の収入を頼りにしていることも多いため、あげること自体を控える必要はありません。
その場合は、表書きを「お小遣い」「書籍代」「文具代」などに変更して渡すのがスマートです。
袋も、紅白の水引や派手なお正月柄は避け、無地やシンプルな落ち着いたデザインのものを選ぶようにしましょう。
これで相手に気を遣わせることなく、応援の気持ちを届けることができます。
帰省しない大学生へお年玉を郵送や振込で送る際の注意
遠方の大学に通っていて、アルバイトや研究の都合でお正月に帰省できない学生もいますよね。
直接会えない場合は、現金書留で郵送するのが正式な方法です。
その際、ただ現金を送るだけでなく、「元気にしてる?体に気をつけて勉強がんばってね」といった手書きの一言メッセージを添えると、ぐっと温かみが増しますよ。
また最近では、若い世代を中心にスマホの決済アプリや、銀行振込でお年玉を受け取るケースも定着しつつあります。
直接会えない場合や、相手が普段から電子決済に慣れている場合は、実用性を重視してキャッシュレスで送るのも現代ならではの選択肢かもしれませんね。
送った後に「お年玉送っておいたよ!」とメッセージアプリなどで一言声をかけるとスムーズです。
大学生や大学院生にお年玉をあげる文化の現代的意義
ここまで、お年玉の相場やマナーについてお話ししてきましたが、大学生や大学院生へお年玉をあげることには、単なるお金のやり取り以上の意味があるように感じます。
経済的に自立する一歩手前の若者へ、1万円という現実的な支援を行うことは、彼らの日々の生活や学びを応援する強力なエールになります。
特に一人暮らしを頑張っている学生にとっては、心強い支えになるはずです。
そして、きちんとした作法で新札を包み、挨拶を交わして手渡す一連の儀礼は、社会人になる前の大切なマナー教育の場にもなっているんですね。
「目上の方からお祝いをいただく」という経験を通して、彼らもまた一つ大人になっていくのだと思います。
お年玉という日本の素晴らしい文化を通じて、世代を超えたコミュニケーションや絆が、これからも温かい形で続いていけばいいなと思います。
皆様のお正月が、笑顔あふれる素敵な時間になりますように!
※記事内で紹介した相場などの数値データはあくまで一般的な目安です。
各ご家庭や親戚間の関係性に合わせて、無理のない範囲で判断をしてくださいね。
最終的な判断やマナーに関する詳細は、必要に応じて専門家にご相談いただくか、専門サイト等もご確認ください。